2022夏の北海道旅 その① 夕張
久々の北海道、どこに行こうか考えた結果、今まで気になってたけど行ってなかった炭鉱跡めぐりをしてきました。
そして今回は初のレンタカー旅です。いつか北の大地を自分の運転で走りたいなと思っていたら当日にも関わらず運良く確保できました
新千歳で車を借りて、夕張へと向かいます。
今回の車はノートです。
レンタカーを借りると高い確率でノートが当たる気がしますが、今回は新型ノートでしかもe-POWERでした。
なれるまではアクセルの加減が難しいですが、そんなに悪くはありません。シフトレバーは使いづらいですが…
看板にある千鳥ヶ滝が気になったので立ち寄ってみることに。
駐車場から近くて行きやすかったです、高さはあまりないですが地層がよく見えて見事です。
車のほうが駅巡りしやすいのは、なんとも複雑な気持ちになります。
道中に通りかかった滝ノ上駅でちょうど普通列車と特急の行き違いを見かけました。
カメラが優秀だと気持ちよく写真が撮れます。Z 50が大活躍です。
カメラが優秀だと気持ちよく写真が撮れます。Z 50が大活躍です。
さて次にやってきたのは夕張の鉄路での玄関口、新夕張駅です。
夕張市中心部からは離れていて、旧駅名の通り住所は紅葉山です。
新夕張に来るのは7年前、初めて北海道に来たときに夕張支線への乗り換えで使って以来です。
北の大地の入場券を入手しましたが、せっかくなので夕張支線なき今の新夕張駅がどうなってるのかを見てみたくて入場してみることにしました。
改札を通ると地下通路のようになっていますが、夕張方面への列車が発着していた3・4番線への通路はこのように塞がれていました。
数年前に通ったはずなのにここを通った記憶が全くありません
ホームに上がると、なんとなく当時を思い出します。このホームから新得まで特急に乗ったのを覚えています
一方、奥の3・4番線ホームは全く使われておらず、線路も錆びてしまっています。
白いテープが貼られていますが、乗り換え案内には「夕張方面」と書かれていたのが薄っすらと見えます。
廃止からはもう3年経っていますが、痕跡がしっかりと残っています
せっかくなので、車がないと行きづらい楓駅跡へ。
廃止から18年も経つと痕跡を探すのは難しいです。
しばらく待っているとDF200を先頭にした貨物列車が去っていきました。
登川駅の痕跡探しもしようとしたのですが、道路工事などでだいぶ失われてしまったらしくわかりませんでした。
ネットの写真をみたところ、このシェルターあたりまで路線バスが来ていたようですが廃止済みです。
ようやく夕張駅へ、ここも廃止時点のままで懐かしいです。
駅舎だけでなく、ホームや線路も当時のままです。
夕張支線廃止後はホテルマウントレースイ前から出る夕鉄バスがあります
ホテルマウントレースイは休業中ですが、2023年12月に再開予定だそうです。よかった。
夕張駅前にあった横丁みたいなところでカレーそばを頂きました。
さて、ようやく本題の石炭博物館です。
延々とテーマパーク跡を進んでいくとたどり着きます。
案内看板などで自虐ネタにもされていましたが、確かにちゃんと営業しているのか心配になります。
お硬い雰囲気なのかと思っていたら、2018年にリニューアルされたらしく展示は今風で見やすいです。
石炭というか、日本の炭鉱開発や夕張の歴史のほうが展示が多かった気がします。
最後にある自走枠とドラムカッターの実演は迫力があって見応えがあります。
目玉である模擬坑道は2019年の火事からの現在復旧工事中で、来年には完了するそうです。
復旧したらまた来ます。
市内の至る箇所には夕張支線の線路が残されたままです。
踏切部分の線路だけは撤去されていますが、それ以外はまったくそのまま残っているのはすごいです。
夕張市もJR北海道も財政が厳しいのでしばらくこのままなんでしょうかね。
このまま帰るのももったいないので、夕張シューパロダムに立ち寄りました。
来るのが遅く、ダムカードはもらいそこねました。
カラスの寝床になっているらしく、堤体の上はカラスだらけでした
ダムからはかつての道路跡が見えます
ダム近くに三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の南大夕張駅跡があり、車両やバスが保存されています。
なくなったのはもう30年近く前ですが、かつての駅前には商店が何軒か並んでおり、かつての雰囲気をなんとなく感じることができます。
公衆電話に設置場所が書かれていないか探してみましたが特に書かれていませんでした。
一方で廃墟となり崩れた自転車店がありました…
この後はシューパロ湖横を通りぬけ、三笠へ向かいましたが、途中で何度も鹿と遭遇しとてもヒヤヒヤしながらでした。
その後は岩見沢経由で宿泊地の滝川へと向かいました。
(次回へ続く)