神戸市交通局1000形の形態差講座 【4時限目】車内の差異
一旦車外の差異はおいといて、車内の方に移ります。
今回取り上げる違い
- 乗務員室仕切りの違い
- エアコン吹き出し口の違い
- ドアの違い
- その他
乗務員室仕切りの違い
3号車(1次車)と16号車(5次車)の乗務員室仕切りの写真です。
5次車にだけ運転席反対側の後ろに窓があります。1〜4次車にはありません。
まとめると、
1〜4次車→乗務員室仕切りに窓がない(1号車にはローレル賞マーク)
5次車→乗務員室仕切りに窓がある
ということです。
エアコン吹き出し口の違い
左(1枚め)は3号車(1次車)、右(2枚め)は16号車(5次車)エアコン吹き出し口です。
形状が変わっているのがわかります。
5次車のみ客室ファン(横流扇)が付いています。ラインデリアという名前のほうがわかりやすいかもしれません。
簡単な見分け方としては、
1〜4次車→ラインデリアがない
5次車→ラインデリアがある
ということです。
ドアの違い
ドアの違いは前回も取り上げましたが、今回は車内側です。
左(1枚目)の14号車(4次車)と、右(2枚目)の3号車(1次車)のドア窓下にはドアレールがあります。
しかし、左(1枚目)の16号車(5次車)と、右(2枚目)の3号車のT’車である1403(7次車)にはドアレールがありません。
ドアレールの他にも微妙な違いがあります。以下にあるのは5次車と7次車の比較画像です(クリックで拡大します)。
1~5次車のドア横には銀色の帯がありますが、7次車のみありません。
まとめると、
1〜4次車→窓下にドアレールがある
5次車→窓下のドアレールがない
7次車→窓下のドアレールがない、ドア横に銀色の帯がない
ということです。
その他
その他で取り上げるのは車内の温度計の違いです。
1号車MC1、1101の妻面にある温度計です。左側の温度計はデジタル式です。
8号車MC1、1108の温度計です。左側の温度計がなぜかアナログです。
どの編成にアナログ式が取り付けられているかは未調査ですが、少ないと思います。
今回取り上げる違いは以上です。次回は現時点では未定です。