神戸市交通局1000形の形態差講座 【3時限目】側面の差異
今回は側面です。
今回取り上げる違い
- 戸閉車側灯と非常車側灯の配置の違い
- ドア周辺の段差の有無
- ドアの違い
では早速本題に入っていきたいと思います。
戸閉車側灯と非常車側灯の配置の違い
1枚目(左)は1106、2枚目(右)は1108です。戸閉車側灯と非常車側灯は縦に並んでいます。
12号車(4次車)です。戸閉車側灯と非常車側灯が離れたところにあります。
1403と1412はどちらも7次車ですが、戸閉車側灯と非常車側灯の配置が違います。
これは他の車両と表示灯の配置を揃えるために、側面に違いが生じています
3次車も同様に、1・2次車編成に組み込まれている3次車(1301~1308)は表示灯が縦に並んでいます。
まとめると、
1・2次車→戸閉車側灯と非常車側灯は縦に並んでいる
3~5次車→戸閉車側灯と非常車側灯は離れた箇所にある
1・2次車編成に組み込まれた3次車→1・2次車に合わせてある(縦に並んでいる)
1・2次車編成に組み込まれた7次車→1・2次車に合わせてある(縦に並んでいる)
3~5次車編成に組み込まれた7次車→3~5次車に合わせてある(離れた箇所にある)
ということになります。
ドア周辺の段差の有無
1枚目(左)は1103、2枚目(右)は1114です。1次車と4次車のドア周辺はほぼ同じ形状です。
ところが1403(7次車)はドア周辺の段差がありません。分かりにくいので拡大図を用意しました。(クリックで拡大します)
まとめると
1~5次車→段差がある
7次車→段差がない
ということになります。
ドアの違い
ドアの違いは2つあります。まずは窓下のドアレールの有無です。
1枚目(左)は1114、2枚目(右)は1403です。窓の下に銀色のドアレールがあります。
ところが、1116にはドアレールがありません。5次車のみ窓下のドアレールがありません。
ところで、7次車である1403に付いているドアレールは飾りだと思われます。
ドアレールがあるのは1~4次車編成に組み込みの7次車にはドアレールがあり、5次車編成に組み込みの7次車にはドアレールはありません。(写真はありません、申し訳ありません)
もう一つは、窓ガラスの押さえ方の違いです。分かりにくいので拡大図を用意しました。(クリックで拡大します)
1114は窓の押さえに段があり、1116には段がありません。なお5次車と7次車は同じです。
まとめると、
1~4次車→ドアレールがある
5次車→ドアレールがない
1~4次車編成に組み込まれた7次車→ドアレールがある(飾り?)
5次車編成に組み込まれた7次車→ドアレールがない
1~4次車→窓の押さえに段がある
5・7次車→窓の押さえに段がない
他にも微妙な差異があると思うので、気づいた方はぜひ教えていただけるとありがたいです。
次回は車内の差異を取り上げたいと思います。お楽しみに。