2016春の遠征~2日目~

遠征2日目は、土浦から常磐線を乗り継ぎ、気仙沼を目指します。
2016年3月13日(日)
・普通 勝田行き クハE531-10
勝田行きだが、次に乗る電車が水戸発なので、水戸まで乗車。
水戸駅に来るのは2015夏の遠征第一弾以来だった。水戸駅構内に、通称「ゆうマニ」のマニ50 2186とEF81-81などが止まっていた。
水戸で朝食を調達したが、駅構内にそば屋があったことに気づいた。残念…
・普通 いわき方面竜田行き モハ414−1525
やってきたのは415系。引退が迫っており、無くなる前に乗ることができた。
しばらくすると海が見えてきた。震災から5年経ったが、未だに痕跡が残っていた。
竜田駅に到着。ここから先の線路は流されてしまったり、原発の事故によって、未だに開通していない。
幹線らしい広々とした駅も寂しい雰囲気だった。
・代行バス 原ノ町行き
代行バスで原ノ町に向かう。途中が帰宅困難区域に指定されているので、バスを降りることはできない。
帰宅困難区域は時間が止まっていた。人の気配のないまちは、不気味だった。
原ノ町まで来ると帰宅困難区域ではないので、普段通りの生活が送られている。原ノ町駅の中にそば屋があったようだが、今は駅前にある店舗のみの営業になったようだ。そこでそばをいただいた。
次の電車まで時間が有るので、原ノ町駅に止まっている車両を観察。
651系と415系。
なんとも悲しい雰囲気だった。この翌日から、車両の撤去が始まったようだ。
このホームからは行くことのできない駅名が並んでいる。仙台方面は近々開通するようだが、いわき方面に開通するのはもう少し掛かりそうだ。
・普通 相馬行き クハ700-1025
原ノ町駅と相馬の間を走っているのは2両編成の電車。輸送量がそれほど多くないのか、メンテナンスの容易さなのかは知らないが、この車両が使われているようだ。
白く覆われた駅名が悲しい。相馬から北側は線路を移設して再開するようだ。
・代行バス 亘理行き
再び代行バスに乗車。運行が再開されているのは、亘理の一つ隣の浜吉田駅までだが、バス停と駅が離れているので亘理駅まで乗らないといけない。
途中見えた坂元駅。横断幕がかけられている。復旧したらぜひ乗りに行きたい。
・普通 仙台行き クハE720-35
浜吉田駅・亘理駅から仙台までは開通しているので、乗客も少なくなかった。
列車の本数が減ってしまったのか、仮設ホームが線路の上に設置されていた。
久々の仙台駅。仙石線に乗るためにあおば通駅まで歩く。仙台駅からも乗れるが、せっかくなのであおば通から乗る。
・普通 高木町行き クハ204-3103
仙石線に乗るのは初めてだが、塩釜のあたりは何年か前に来たことがあったので、見覚えがあり懐かしかった。
塩釜から船に乗って、桂島という島に行ったことがある。何年前だったか…
・仙石東北ライン 石巻行き HB-E212-2
ハイブリット車に乗り石巻へ向かう。電車みたいな気動車なので、不思議な感じである。途中、線路が移設されている区間があったが、仙石東北ラインだと通過してしまう。まだ高台移設の途中なので仕方ないが。
石巻に到着。石巻に来たのは初めてだ。駅前に見覚えのあるバスが居た。
時間があったので、石巻駅周辺を散策した。
どうやらこれは、貨物線の跡らしい。
・普通 小牛田行き キハ110-124
石巻線に乗って前谷地へ。「小牛田」とか「前谷地」とか難しい読みの駅が多い。「前谷地」はアイヌ語に由来しているという説があるようで。
駅前を少し散策したが、かつては賑やかだったんだろうという雰囲気を感じたが、今は寂しい駅前である。
貨物用ホームの跡が残っていた。
気仙沼線はBRTで代行輸送になっている。前谷地から柳津駅までは鉄道とBRTが並走するが、鉄道のほうが早い。
せっかくなので、鉄道に乗って柳津に先回りする。
・普通 柳津行き キハ110-127
再びキハ110に乗る。乗客は少なかった。日が暮れてしまったので、景色はあまり見ることができなかった。
・BRT 気仙沼行き
柳津でBRTに乗り、気仙沼へ向かう。乗客は他にほとんど乗っていなかった。BRT化されるのも仕方がない。
BRTの専用区間は長いと思っていたが、短かった。ほとんどの区間は一般道を通るので、それほどスピードが出ない。専用区間もトンネルが多いので、スピードをあまり出していなかった。
気仙沼に到着。駅前にはほとんど店がなかった。南気仙沼のあたりが街の中心なので、そこに泊まろうと思ったのだが、そうすると翌日の行程が難しくなるので、気仙沼駅から15分ほど歩いたところにある宿へ。新しいホテルらしく、設備がとてもきれいだった。
というわけで、2日目が終了。(続く)