2016夏の遠征 ~7日目~ (音威子府→幌延→稚内)

・7日目 2016年9月4日(日)
天塩川温泉から無料の音威子府村営バスに乗車。20分ほどで音威子府駅に到着する。
音威子府から稚内行きに乗車。せっかくなので、秘境駅巡りをしたかったのだが、3月のダイヤ改正で随分と駅巡りがしにくくなってしまったので、今回は見送った。どこにも寄らずに稚内に行くのももったいなかったので、幌延駅で降りてみた。
幌延駅は、列車が長時間停車した際に降りたことが有るのだが、駅の外を歩いたことはなかった。
かつては、羽幌線が分岐していたが、今は宗谷本線のみの駅となってしまった。駅周辺で痕跡を探したが、見つからなかった。
幌延には、日本原子力研究開発機構(JAEA)の幌延深地層研究センターがある。「ゆめ地創館」という施設で研究内容の紹介が行われているらしいが、時間がなく、今回は見に行くことができなかった。町役場近くには、その関連施設があった。
幌延で昼食後、駅に戻った。スーパー宗谷1号を待っていると、鹿と衝突したので7分遅れると言われた。北海道では、鹿との衝突はよくあることである。
スーパー宗谷1号に乗り、稚内へ。稚内に行くのは3回目だが、スーパー宗谷1号で行くのは2回目。
稚内に着き、荷物をコインロッカーに入れてから、稚内市内を少し散策した。
日本最北端の踏切。この辺りだと、なんでもかんでも日本最北端になってしまいそうだ。
稚内とか根室のあたりで見かけるロシア語入りの標識。
日本最北の高架線路から降りてくるサロベツ。前日に見かけた4両編成の折り返しである。
稚内駅に入っていくサロベツ。
札幌へと走り去っていった。
このあと、まだ行ったことがなかったノシャップ岬へと向かった。根室にあるのは「ノサップ(納沙布)岬」で、稚内にあるのは、「ノシャップ(野寒布)岬」とややこしい。
路線バスに乗り、ノシャップへと向かった。他にも2・3人観光客がいた。途中、住宅街に鹿がいて驚いた。稚内市内でキツネを見たことはあったが、鹿は初めてだ。
ノシャップのバス停で降り、ノシャップ岬へと歩いている途中に見つけた。道道の番号の規則はよくわからない。
ノシャップ岬に到着。今回の旅行の最北端である。天気が良ければ宗谷海峡の向こうのサハリンが見えるらしいが、この日は見えなかった。
時間があったので、ノシャップ寒流水族館・稚内市青少年科学館に行ってみた。ここは日本最北端の水族館であり、青少年科学館には日本最北端のプラネタリウムがある。
Tux…いやペンギンです。かわいい。
ゴマフアザラシもかわいい。100円でエサやりもできるんだとか。
水族館の外に野生の鹿が突然現れた。ここは奈良公園だろうか…水族館が動物園になってしまった。
水族館にドクターフィッシュがいたので試してみた。
ちょうどプラネタリウムの時間だったので、プラネタリウムを見ることにした。プログラムは稚内の夜空だった。あいにくこの日の夜は曇っていたので本物はあまり見えなかったのだが。
前回稚内に来た時は冬季閉鎖中だったため行けなかった稚内公園に行った。目的は、氷雪の門に行くことだったのだが、なかなか行くことができなかった。
昼から天気が悪かったが、段々と霧が濃くなってきて、最終的に街がほとんど見えなくなってしまった。
終戦後の樺太で命を落とした電話交換手の慰霊碑である。同名の映画があったのだが、ソビエトに圧力をかけられて上映できなかったらしい。ソビエトにとって不都合なことだったのであろう。
防波堤ドームに行ったあと、稚内駅に戻る。ちょうどスーパー宗谷4号が発車していくところだった。
この後、普通列車を見送り、稚内温泉童夢へと向かった。前回も稚内で温泉に入ったのだが、前回行かなかった温泉に向かった。温泉で夕食をとり、稚内で3時間ほど時間を潰してから、札幌行きの夜行バスに乗車した。(続く)