2016夏の遠征 〜4日目〜
・4日目 北見→陸別→遠軽→中湧別
2016年9月1日(木)
8時20分のバスにのるべく、7時50分頃に宿を出発した。北見バスターミナルから陸別行きの北海道北見バスに乗車。本来なら、池田から陸別行きのバスにのるはずだったのだが、予定の変更でこうなった。バスには数人ほど乗っており、途中のバス停からも何人か乗ってきた。
北見市内では、ふるさと銀河線の車両の廃車体を見かけたが写真を撮りそこねてしまった。旧訓子府駅は駅舎がそのまま残っており、バスもそこに立ち寄る。
訓子府市街を出ると、あたりは玉ねぎ畑だらけである。北見は玉ねぎの一大産地らしいが、台風で大きな被害を受けてしまったらしい。
置戸でほかの人は皆降りてしまった。置戸から先は人家もまばらで、誰も乗らないのも納得できる。峠越えの部分はバス停がとても少なく、延々と国道を進むだけである。池北峠を越え、陸別町に入っても、しばらくは人家がまばらな場所を走る。川上駅や分線駅があったあたりも人家はほとんどない。陸別町の中心部に近づいてきて、ようやく家が増えてきた。
陸別に到着。この後、小雨が降ってきたのでしばらく駅の中で雨が止むのを待っていた。陸別駅は道の駅オーロラタウン93りくべつと一体化した建物で、「道と鉄道の駅」となっていた。鉄道の駅はなくなってしまったが、りくべつ鉄道として整備されている。
しばらく待っていると、帯広方面からの十勝バスがやってきた。1台しかないりくべつ鉄道ラッピングが施された車両であった。当初の予定では池田からこれに乗る予定だったのだが…
その後、雨が上がったので陸別町内を探索した。被害こそ出ていないが、陸別町内を流れる川も増水して濁っていた。
コンビニで昼食を買い、駅近くの公園で食べた後、りくべつ鉄道に向かった。運転体験Lコースを予約していたので、人生で初めて気動車を運転した。動かすのは簡単だが、止めるのがあれほど難しいとは思ってもいなかった。運転士の技術はすごいものだと感じた。
運転体験を終え、北見に戻る。乗客は自分の他に旅人が2人乗っていた。置戸から客がチラホラと乗ってきた。
遠軽行きの汽車まで少し時間があったので、それまで駅周辺を少し散策した。
北見駅の西寄りには北見トンネルがある。日本最北の鉄道用地下トンネルであり、日本初の地下化連続立体交差らしい。
しばらくアプローチが続き、線路跡は公園として整備されている。車両が展示されているらしいが、時間がなかったのでそこまで辿りつけなかった。
石北線が不通になってしまったので、足止めを食らっている貨物列車。もうしばらく走れない状況が続きそうだ。
遠軽行きの普通列車。途中までは混んでいたが、西留辺蘂を過ぎると乗っていた学生も減った。9月1日から、上川〜遠軽間に代行バスが走るようになったようであるが、それには乗らず、中湧別を目指した。
遠軽のバスターミナルで夕食を取り、バスに乗る。北海道北見バスと北紋バスの共同運行路線で、乗ったバスは北紋バスの運行だった。名寄本線の廃止代替バスで、高校生が数人乗っていた。遠軽の郊外は真っ暗で、上湧別の市街までは人家が非常に少なかった。30分ほどで中湧別に到着。旅館は中湧別文化センターTOMのすぐ近くだった。
中湧別駅跡には車掌車や除雪用モーターカーなどが置いてあった。中湧別の道の駅は温泉が併設されている珍しい道の駅だった。
4日目にして、ようやく行程通りに近づいてきた。この天気だと5日目以降もうまくいきそうだ。(続く)