2019夏の遠征 ~3日目~ (札幌→羽幌→幌延)
2019年8月26日(月)
天気:晴れ
いきあたりばったりの旅は3日目、とはいえ北海道まで来るのに2日かかっていますが。
前日に羽幌方面に行くことを決め、羽幌行きのバスの時間だけ調べて就寝。
翌朝、寝坊せず無事にバスターミナルへ到着。
沿岸バスの特急はぼろ号です。留萌・羽幌を経由して豊富まで向かいます。
直前の予約でしたが、座席は空いていました。よかったよかった。
函館本線・留萌本線で行くことも考えたのですが、既に乗車済みの区間ということと、こちらのほうが安くて早かったということで、バスで羽幌まで向かってしまいました。
北海道中央バスの高速るもい号と路線バスを乗り継ぐという方法でも良かったかも。
札幌から1時間ほどの砂川PAで休憩。以前、北見まで高速バスで行ったときもここで休憩したような記憶があります。
深川JCTから深川留萌自動車道を経由。
この深川留萌道、旅行当時(2019年8月)は留萌大和田ICまでしか開通していませんでしたが、2020年3月に留萌大和田IC~留萌ICが開通し、全線開通となったようです。
留萌からは本日のメインテーマである、羽幌線の廃線区間。
高速経由の高速はぼろ号は留萌市街を経由せず、羽幌方面に向かいます。
留萌駅前を経由しないバスだったのが少し心残り…
バスの車窓から見えた廃線跡のトンネル。鉄橋やトンネルが複数残っているようです。
札幌から3時間、羽幌市街にある本社ターミナルに到着。
すごく年季を感じる建物で、外壁のタイルが剥がれている箇所が…
羽幌には、羽幌市街の本社ターミナルと羽幌駅跡の羽幌ターミナルの2つターミナルがあります。車庫は羽幌駅跡の羽幌ターミナルのほうにありました。
本社ターミナルから羽幌ターミナルまでは徒歩15分ほど。
駅跡なはずですが、壁画以外は駅があったことを偲ばせるものを探すことが出来ませんでした。すこし空振りした気分。
駅がなくなっても道路の名前に名残は残ります。
道道の標識はオロロン鳥(ウミガラス)のキャラクター入り。
羽幌町の天売島が繁殖地みたいですね。
かつての駅前と駅前通り。食堂や民宿があり、駅があったんだと感じさせられます。そして、とてもいい天気。
ちょうどお昼だったので店を探した所、中心部から少し離れたところにある食堂が良さそうだったので行ってみました。
このボリュームで2000円。さらに焼き魚も付きました。美味しかった。
次のバスまで時間があったので散策。
食堂のそばに道の駅があったので寄ってみましたが、バラ園は季節外れだったようです…
海の方に行ってみましたが、ビーチも営業終了していて封鎖されていました…
羽幌神社へお参り。
立派な羽幌町役場。かつては炭鉱で栄えた羽幌。
駅跡の羽幌ターミナルに戻ってきました。
待合室に古いバス関係の展示がありました。鉄道関係のはよく見ますが、バスのは珍しい気がします。ショーケースの上には石炭もおいていますね。
待合室にあった路線図、書き換えられた跡があります。
この路線図、本社ターミナルの方にもあったのですが、こちらのほうは消された路線はありませんでしたが、ところどころ地名が消されていました。
なんと、沿岸バスのエイプリルフール企画のHPを見た所、この路線図に載っている路線の時刻表等を見ることが出来ました!
今は路線バス空白地帯な豊富~稚内にも当時はバスがあったようです。
(エイプリルフール企画のサイトは期間限定公開なようです。)
この日の予定は、とりあえず羽幌線代替バスに乗ることだけだったので、途中の街に立ち寄りながら幌延に向かうこととします。
こういう頭突っ込むタイプのバスターミナル好き。
中扉がついていますが、前乗り前降りでした。JR北海道のローカル線みたい。
そして、どこからどこまで何人乗っていたか記録していました。
車窓風景。風車のあたりに見える島はおそらく焼尻島でしょう。
こういう風景に、すごく北海道を感じます。
築別バス停。旧築別駅の近くです。
羽幌炭鉱鉄道が羽幌線から分岐していたのはここかららしい。
海沿いの絶景領域を行く。
羽幌の次に訪れたのは遠別。初山別は通り過ぎてしまいました。
次のバスまで1時間ぐらいあるので、街の散策にぴったりです。
バスを降りたのは遠別営業所。駅跡にある遠別バス停からは少し離れています。
営業所から駅跡までは歩いて10分ほどでした。
細長い敷地に駅跡を感じます。
駅前の建物にはられていた地図。なんと遠別駅が載っています。
広告に掲載されている店を検索してみた所、日通と書道教室以外は営業しているようです。
遠別神社。立派な鳥居。
遠別町役場
遠別の次は天塩へ。今回の羽幌線沿線探訪もこの街で終わり。
駅跡近くの喫茶店に駅名標が残っています。
駅跡は道路拡幅工事ですっかり姿を変えてしまったようで、何も残っていなさそうでした。
駅から続く通り。かつては賑わっていたのでしょう
天塩町役場、立派。
散歩中に見かけたバス。
沿岸バスは萌えキャラでけっこう頑張っていますね。
天塩川の河口。そろそろ日も沈みそう。
天塩から幌延までは30分ほど。この日の行程はこれでおわり。
駅前の旅館で一泊します。
安牛駅のわが町入場券を売っているみたいですが、残念ながら窓口は15時まで。
朝も7時10分からなので、この度は断念…
街なかの食堂でラーメンを食べる。美味しかった…
この日はなんとJRに一度も乗らない旅になりました。
公共交通だけで廃線跡を回るのは効率が決して良くはありませんが、気楽でいいと思います。
翌日は深名線の廃線跡めぐりです。