2022夏の北海道旅 その② 赤平→オロロンライン

夏の北海道旅、2日目も炭鉱跡巡りから始まります。

やってきたのは赤平市、旧住友赤平炭鉱です。
赤平市の炭鉱遺産ガイダンス施設があり、炭鉱で働いていたガイドの方の案内付きで立坑の中を見学できます。

スケールの大きさには圧倒されます、そしてこのメカメカしい空間とてもいいですね。

立坑の坑口跡です。
炭鉱というと過去のもののように感じますが、平成になっても稼働していて意外と最近まで動いていたのだなと感じます。とはいえ時代はもう令和ですし、平成6年は30年近く前の話です…

巻き上げ機も見学させてもらえます。ワイヤーは撤去されていますが、ケージを上げ下げしていた大きな滑車を間近に見ることができます。

立坑の操作室も見せてもらえました。
巻き上げ機の性能的には1000mまで対応していたようですが、約600mまでしか掘られることはありませんでした。
地下にはまだ石炭がたくさんあるそうですが、このまま眠り続けることになるのでしょう…

立坑のあと、自走枠整備工場も見学することができます。
自走枠だけでなく実際に使われていた様々な重機などが展示されています。
三井三池製作所で作られた重機などもあり、遠く離れてはいますが炭鉱同士のつながりを感じます。

監視盤なども展示されていて、平成になっても稼働していた現代的な炭鉱の姿を見ることができました。

前日、夕張の炭鉱博物館では稼働している姿を見られた自走枠です。
こちらでは動いてはいないものの間近に見ることができます。

立坑の見学後は近くにあるズリ山階段へ。777段の階段は疲れましたが、眺めはとても良いです。

豚丼をいただいたのち、赤平を後にします。

このまま札幌へ向かうには早い時間だったので、少し足を伸ばすことになりますが、留萌へ向かうことにしました。
廃線が近い留萌線の駅巡りなどをしても良かったのですが、そこまで時間がなかったのでとりあえず留萌駅を目指すことにしました。

車を走らせること約1時間、留萌へ到着しました。
深川留萌道のおかげで深川からは近く感じます。片側一車線ですがかなり流れはいいというか、出過ぎなきもします…

留萌は通過してばっかりで、なんとなくホームの記憶だけはありました

増毛方面は廃線になってしまったので、車止めが設置されています。
留萌駅も過去のものになろうとしています。

さて、ここからは寄り道しつつ札幌を目指します。

とりあえずは、まっすぐ増毛を目指すつもりだったのですが、途中で「黄金岬」の看板を見てしまったので、寄り道します。

ということで、久々の岬巡りは黄金岬です。この日の日本海は穏やかでした。

この景色、北海道の岬周辺という感じで最高ですね。
あまり木が生えてないあたりなどで襟裳岬などを思い出します。

次に立ち寄ったのは増毛駅跡です。
当時もこんなアングルで写真を撮った記憶があります。
駅舎は当時よりも増築されていてきれいになっています。

2015年に訪れた際に駅名標を撮っていましたが、どの駅名標だったのかはわかりませんでした…
もしかしたらこの駅名標だったかもしれない。

線路はわりと長く残っているみたいです。時間があまりないので、探索はそこそこにして札幌を目指します。

このあとは、札幌を目指して、オロロンラインをひた走りました。
途中、日本海沿いで景色がいい区間が続きますが、とくに雄冬〜浜益のあたりが絶景というかすごいところを走っていてかなり印象深いです。

非常に険しい地域ですが、トンネルが多くとても走りやすい道路で、土木技術のありがたさを感じます。

陸の孤島と言われていた雄冬岬に国道が開通したことを記念する石碑がありました。
国道開通後も幾度となく改良工事が続けられているようで、険しさを感じます。

無事に険しい区間を抜け厚田へたどり着きホッとしました。
一般道ですが、交通量が少ないこともあって非常に流れはいいです。安全運転に気をつけましょう。

ここからさらに札幌までは1時間半ほどかかったのですが無事に2日間のレンタカーの旅を終えることができました。走行距離は443kmでした。

この翌日、北斗と新幹線を乗り継いで帰路につきました。
最後にキハ281系の姿を見ることもできてよかったです。
(こっちは記事にするほどかけそうにないのでこれで終わりです)

というわけで、夏の北海道旅でした。
炭鉱跡で日本の近代化の歴史に触れることができてとてもいい旅行でした。
そして、車の機動性の高さに気付かされました。鉄道やバス旅行も楽でいいのですが、寄り道し放題なのは車旅ならではですね。
冬の北海道も久々に体感したいですが、次はいついこうかな…

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